話し方・スピーチ力が必要な理由
本日は話し方・スピーチ力を身に着けるレッスンをしてくださる佳子先生にお話しを伺いました。
---なぜこの仕事を選んだでしょう?
自分でいうのもあれですが、小さいときはすごくおしゃべりなでした。
頭よくて学年トップで小学校まで積極的でした。
しかし中学2年で親友をなくした事がきっかけで一つターニングポイントとなります。
仲良かったので私だけが呼び出されて伝えておきたいといわれました。
一年後に彼女が死ぬということを。
入退院を繰り返して弱っていく姿をそばで見ていて自分がみるみる壊れていき、学校に行けませんでした。
それが理由で中学の間はほとんどの記憶がなく思い出せません。
病んでる時だったので大事な西宮の弁論大会でも手を上げて発表する事ができなかったんです。
-変わりたい高校時代-
高校に入って希望の学校に行って話せる自分に戻りたいと強く思うようになります。
落語研究会に入って落語・漫才学ぶ事にしました。
そして人前で話せる自分を取り戻す為にリハビリだと思って一生懸命に取り組みました。
そしてはついに西宮のあみてぃホールで発表するような機会にも率先して臨めるようになりました。
その時に気づいた事が、「みんなの笑顔を作りたい」という事。
自分の考えを発信するという事。伝えるということは皆を笑顔にすることができます。
話す仕事がしたいと思って始めたのが落語。落語から入ったので落語関係の交流が増えていきました。
そしてスキルを積んでいき同時にアナウンサーを指導されている方との交流が増えてきて今に至る。
現在では某大手の塾で子どもにも自己表現・話し方・スピーチ・プレゼン力を身に着ける授業を教えています。
同じセリフをいろんな感情に表現できるような学び方をすると小学校の子供にも自分に合ったスピーチ・話し方・表現力が身に着きます。
---この技術は誰から学びましたか?
現場に関わったプロの方たちや、自分のスキルの根底になったのはアナウンサー上がりの先生から学びました。
---この仕事で難しい事は?
ウェディング会場の仕事ひとつをとっても当日のお客様や会場の広さに合わせる、即興力・現場での対応力・柔軟性が求められます。
人前で話をされる事がお仕事にされている方でも知識ばっかりで現場で教えてもらうことが少ないため頭でっかちになっていたり、言葉が足りないために伝わらない話し方をされる方が多くいらっしゃいます。
ウェディングの司会では「お客さん主軸ではない結婚式」を多く見受けられます。
お客さんがイメージしてる結婚式はプランナーが徹底的にヒアリング当日を迎えている為ほとんどが決まった事が当日進行していきます。
その大切に積み上げたものの上に司会をさせて頂く訳ですから当日予定と違う事が発生してもここでも対応力が求められます。
即興で状況を見極め、創造力を働かせて言葉を選ぶという事は普段でもよくある毎日の日常の事です。
---ある程度身につくのにどれくらいかかりますか?
3カ月~1年
---どのようなシーンで仕事が役にたちましたか?
マナーにも通じていて何より創造力が身に着きます。そしてその場に応じた最適な言葉のチョイスが浮かぶ事で短い言葉で伝わる話し方ができます。
自分を「商品」として捉えた時に自分の説明が上手にできるので自己表現が高い次元で再現でき、普段から自己表現が上手になります。
人前で話すことが楽しくなりますよ!
---匠にとって言葉は何ですか?
心が動かない人が多い世の中になったとはいえ、コミュニケーションを取らないと進まないことがたくさんあります。
そしてストレスになるのも人間関係によるコミュニケーション不足。
結局コミュニケーションの手段は言葉です。
私はそこに何かしら言葉を使って心にさざ波を作りたいと常日頃考えています。
この言葉の力によって伝わるさざ波が笑顔をつくる基になります。
人が笑った瞬間に細胞が動く、自分が話すことで心を動かす。
それは自分一人だけの笑顔だけでなくみんなに笑ってほしいから、
気持ちを伝えるのは言葉からです。
1対1の会話でも話し方・スピーチは人の心を動かすのです。
匠に学ぶ 話し方・スピーチ力を身につける
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